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東日本大震災から9ケ月目(2011.12.11)に開催した東北復興応援チャリティー・コンサートTama・Tokyo Action~冬の章~に参加した4団体(OH!ジーンズ(主催)/エスニック・キッチンROSSA/日本の踊りを習う会)は、その後も、それぞれの音楽活動を通じて、復興応援に取り組んでいます。

OH!ジーンズと日本の踊りを習う会が、東北応援CDを作りました。
エスニック・キッチンが結成5周年を記念して、東北応援CDを作りました。
東北応援CDについてのご報告~売上金全額を「仙台つどいの家」に復興義援金として寄付しました

第一回目の合同練習レポート(2011.10.16) [★準備日誌]

きょうは、「OH!ジーンズ」「エスニック・キッチン」「日本の踊りを習う会」の合同練習。
ROSSAさんは、次回11/20の合同練習から参加です。

OH!ジーンズは昼間、国分寺市の障害者センターまつり「サンサンゆめまつり」で、つばさフレンズ(声と心のリハビリ講座、尺八大畠さんが指導)のバックバンドをつとめてきました。
10月半ばだというのに30度近くまで気温が上がり、大汗かきながらの演奏でした。
つばさフレンズのみなさん、元気いっぱいでした。

演奏終了後、一旦解散して、夕方5時半に本多公民館ホールに集合。
舞台の上にマイクスタンドと楽器、椅子などを並べて位置決め。
マイクのセッティングをしていると時間がかかるので、きょうはマイクは無し。

最初は、日本の踊りを習う会の神楽太鼓の練習から、語りと音楽「平泉の夢」の冒頭の尺八ソロまで。
神楽太鼓を叩く三村さんは、十数年来の和太鼓仲間で、1999年に日本の民俗舞踊を習う会を立ち上げた時に合流してくれた人です。踊りの会ではずっと踊り手として活躍してきましたが、今回、神楽太鼓デビューです。
奥様の直子さんには、手平鉦(南部鉄製のチャッパ)で入ってもらいます。

本多公民館ホールは多目的ホールで、特に音響のことを考えて作ったホールではないので、大型の神楽太鼓2台を叩くと、舞台の上では音がグワングワンにまわります。
客席側で聞くとそうでもなく、お客さんがたくさん入ると、音が適度に吸われていい感じになります。
当日は、満席になるといいなあ。

神楽太鼓を2回通し練習の後、「どや節~遠島甚句~斎太郎節」の練習。
最初は波の音、そこに和太鼓の打ち下ろしがはいり、その間に幕が上がります。
畑中、久々に和太鼓を叩きました。

「どや節」の掛け声、三村夫妻ははじめてですが、さすがに職業柄か、声が良く出ます。

「遠島甚句」から太鼓がはいりますが、一回目の練習では和太鼓、二回目の練習ではジャンベを入れてみました。
歌い手の沼下さん、「和太鼓のほうがいいなあ」と。
私はジャンベのほうがリズムを作りやすい感じがするのですが、雰囲気からいったらやっぱり和太鼓かなあ。
次回11/20の合同練習の時に最終決定しますが、まあ、多分、和太鼓になるでしょう。

休憩はさんで、フィナーレで演奏する「アメイジング・グレイス」「東京音頭」、そして、もしもアンコールがかかったらということで「花」をそれぞれ2回ずつ練習。

ROSSAさんもフィナーレ曲に加わりますが、一番気を使わなくてはならないのがチューニングです。
なにしろ、弦楽器が三味線、バイオリン、ギター、管楽器が尺八、篠笛、アルトサックスという編成になりますから、チューニングがしっかり合っていないと悲惨なことになります。
和・洋・民族楽器ゴチャマゼで、それぞれ異なる文化を背負っています。

とりあえず、三味線が使う調子笛の音程を確認したところ、ラ(A)の音が440でした。
なので、尺八以外の楽器は440でチューニングすることに。
440のチューニングでは、尺八は少し高めになりますが、少し音程が上ずる感じになることによって、尺八らしさというのが出るようです。

楽器のピッチあわせというのは、本当に魔物です。
数字で合っているからといって、音域の高い楽器は音が下がって聞こえたりします。
尺八、篠笛といった日本の笛は、そもそも生の竹に穴を開けた楽器ですから、もともとピッチが正確には作られていない。そのかわり、笛の角度や吹き方で音程が半音近くかえられます。

三味線は、繊細な絹糸を張った楽器ですので、調弦で正確にあわせても、演奏の途中でピッチがかわってきてしまうことがよくあります。
そうなった時は、笛のほうが耳で聞いて、ピッチを近づけるということをやるしかありません。
要するに、大事なのは耳で聞いてどうか、ということ。
ピッチあわせの一応の対策は考えましたが、11/20の合同練習で全部の音を出してみないとわかりません。
さて、どうなることでしょう。

「アメイジング・グレイス」、一番は英語の詩で、ドキドキのアカペラ。
二番、三番は畑中が作った歌詞で歌います。

「東京音頭」は、客席のみなさんにも歌っていただくので、メインボーカル飯田政子のキーよりも下げて演奏。
これはプログラムに歌詞を載せますが、最後の曲「花」は、もしもアンコールがかかったらということで、プログラムには載せない曲なので、畑中父ちゃんが歌詞コールを入れます。
歌詞コール、これがなかなか難しいのですが、しっかり練習しました。
これでアンコールがかからないと、泣いちゃうねえ。

というわけで、第一回目の合同練習は無事終了。
この後、20分ばかり、エスニック・キッチンの練習。
10/22に市民音楽祭(いずみホール)、10/23に国際交流フェスタ(本多公民館ホール)で演奏する3曲をサクっと練習して、8時半ごろ終了。

夢庵に寄って晩御飯。
おつかれでした~~
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urara☆

うふふ~♪アンコール頑張って、「花」を聞かなければ~(^^♪
by urara☆ (2011-10-17 14:44) 

お水番

urara☆さん、サクラちゃんになってくださいますか?
by お水番 (2011-10-17 15:16) 

rtfk

暑かったようですね。。。お疲れ様でした(^m^)
もう今週は涼しくなりそうですかな?
by rtfk (2011-10-17 16:56) 

お水番

rtfkさん、昨日はホントにどうしちゃったのというほど暑くてまいりました。
へんてこな秋ですね。関東が変なのかしら?
明日から九州とのこと、お気をつけて。
by お水番 (2011-10-17 17:38) 

ため息の午後

満員の客席からのアンコール、がんばってくださいね(笑)。


by ため息の午後 (2011-10-17 18:25) 

お水番

ため息の午後さん、ありがとうございます。
無理やりアンコールというか、バレバレですね(笑)。
by お水番 (2011-10-17 18:53) 

T.ROSSA

本当にチューニングは難しいですね
これほど多種の文化の楽器での合奏はなかなか例がないと思います
当日の気温や湿度の変化でも微妙にかわりますしね
とりあえず440で了解です
みんなで合わせるのが楽しみです!

by T.ROSSA (2011-10-18 09:14) 

お水番

T.ROSSA さん、チューニングの難しさは身にしみています。
特に三味線という楽器は、本当に音程がかわりやすい楽器で、しかも、演奏の途中で糸が切れる、なんてこともたまにあるんです。
多種の文化の楽器での合奏というのは、お互いの楽器の特性とか、背景の文化とかをある程度理解していないと、成立しないのでしょうね。

それだけに、今回の合奏はやりがいのあることだと思います。

合同演奏曲の譜面ですが、必要ないかとは思いますが、
「演奏曲の歌詞(第二部の民謡・伝承曲)」のペ-ジに簡単なものをアップしてあります。
http://tama-tokyo-action.blog.so-net.ne.jp/2011-10-17
by お水番 (2011-10-18 11:55) 

M.ROSSA

いままで聞いたことがないような異色のコラボレーションですね。大変楽しみにしています。伝承音楽の宝庫・東北地方への敬意と、復興への祈りを込めて、最高のアンサンブルをお届けできるように頑張ります。

by M.ROSSA (2011-10-19 11:56) 

お水番

M.ROSSAさん、まさに実験的コラボ。このコラボを思い立った時、ビビビっ、行ける!!と思いました。
もう、誰も私たちを止められない~~~!!
このまんま、ハイテンションで突っ走ります。
by お水番 (2011-10-19 12:19) 

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